請負(うけおい)・常用(じょうよう)

大工や職人が一般的に用いる雇用関係の言葉。
請負とは、決められた仕事量を決められた金額や期限で、完成まで責任を持つという発注主と受注側の契約関係。一方、常用となると、発注主が与えた仕事を働いた日数分のみ支払う日雇い的な雇用関係となる。
前者は早くきれいに仕事を仕上げれば職人に働いた日数分以上の手間が付くため、技術とスピード、頑張りのある職人はこの雇用関係を選ぶ。また発注側にしても常用と違い工事金額及び工程及び期日の把握が当初より出来るので、現在では請負を一般的な雇用制度としている建築会社が多い。
ただし請負制度も、施工会社側と職人がしっかりとした信頼関係で結ばれていて、なおかつ施工管理が行き届かないと、「早かろう悪かろう」というクレームの原因となる施工につながりますので、信頼できる職人を長期間雇用できる労働環境をつくる必要があります。

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