遣り方(やりかた)

先述した「地縄」を元に、縄より1m程度離して木杭を打ち、縄を取り囲む形で木を巡らします。
この木杭に打たれる木を「ぬき」と呼んでいますが、木杭には計測器で高さを正確にポイントして一定の高さで「ぬき」を取り付けています。高さが統一された「ぬき」が取付されると今度は建物の隣地境界線からの離れ距離や道路境界線からの距離、建物の直角(かなで)や大きさを「ぬき」に情報として書き込みます。また、基礎の高さもここで正確に決められています。
一見、敷地に木で柵を廻したような印象の「遣り方」工事ですが後の工事に対する数々の重要な情報が隠されています。

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